【これで安心!】ビジネス契約書のトリセツ 覚書や印紙、NDAまで徹底解説

「契約書ってなんだか難しそう…」

ビジネスの世界に足を踏み入れると、必ず出会うのが「契約書」です。 でも、専門用語が多くて、何から理解すればいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。 この記事では、そんな契約書の基本から、ビジネスをスムーズに進めるためのポイントまで、身近な例えを使いながら分かりやすく解説していきます。

目次

そもそも契約書って何のためにあるの?

契約書は、一言で言えば「お互いの約束事を書面に残したもの」です。 例えば、あなたが友人と「来週の土曜日に、〇〇公園でフリマを一緒にやろう」と口約束したとします。 これも立派な「契約」ですが、もし友人が当日来なかったらどうしますか? 口約束だけだと、「そんな約束したっけ?」と言われてしまうかもしれません。

ビジネスでは、もっと大きなお金や責任が動きます。 だからこそ、「言った・言わない」のトラブルを防ぎ、お互いが安心して取引を進めるために、契約書という形で約束事を明確に残しておく必要があるのです。

契約書の種類いろいろ「覚書」や「秘密保持契約(NDA)」って何が違うの?

契約書には、実は色々な種類があります。 ここでは、よく耳にする「覚書」と「秘密保持契約(NDA)」について見ていきましょう。

種類どんなときに使う?特徴
覚書(おぼえがき)すでにある契約内容を少し変更・追加したいとき元の契約書の補助的な役割。契約書と同じ法的効力を持つ。
秘密保持契約(NDA)取引を始める前に、お互いの秘密情報を守りたいとき新商品のアイデアや顧客リストなど、外部に漏れてはいけない情報を守るための契約。

例えば、一度結んだアルバイトの契約(元の契約書)について、「来月からシフトを週3日から週4日に変更する」という約束を追加する場合、その変更内容だけを記した「覚書」を交わすことがあります。

また、例えば、新しいアプリ開発を誰かに手伝ってもらう前に、「このアプリのアイデアは、まだ誰にも言わないでね」と約束するために事前に結ぶのが「秘密保持契約(NDA)」です。

一般的な契約〜支払い完了までのワークフロー

企業がホームページ制作やデザインなどを外部のプロに依頼する「外注」では、契約が非常に重要になります。

ここでは、一般的な外注での契約の流れを表形式で見てみましょう。

No.作業内容担当
1見積もり依頼発注側
2見積もり提出受注側
3(場合によっては)NDA締結両者
4基本契約締結両者
5(変更・追加の場合)覚書締結両者
6納品受注側
7検収発注側
8支払い発注側

契約書に貼る「印紙」って何?印紙税の基本

契約書を見ていると、切手のようなものが貼られていることがあります。 これが「収入印紙」です。
特定の契約書(例えば、1万円以上の商品売買の契約書など)には、法律で定められた金額の印紙を貼り、税金を納める必要があります。 これを「印紙税」と言います。

金額は契約内容や金額によって変わります。 印紙税は、契約書を作成した両者が連帯して納付する義務がありますが、実務上は契約書を2通作成してそれぞれが1通ずつ保管し、各自で自身の保管する契約書の印紙税を負担することが一般的です。

もし印紙を貼り忘れると、ペナルティが課されることもあるので注意が必要です。

ハンコの押し方にもルールが?「割印」の役割

契約書が2部以上ある場合、それらが同じ内容であることを証明するために、すべての契約書にまたがるようにハンコを押すことがあります。 これを「割印(わりいん)」と言います。

例えば、契約書を2部作成し、あなたと相手が1部ずつ保管する場合、2部を少しずらして重ね、両方の紙にまたがるようにハンコを押します。 こうすることで、後から「こちらの契約書だけ内容が違う」といったトラブルを防ぐことができます。

契約書で失敗しないためのチェックポイント

契約書にサインする前には、必ず内容をしっかり確認しましょう。 特に以下の点は重要です。

•誰が、何を、いつまでに、いくらで行うのかが明確か

•不利な条件や、一方的に責任を負わされる内容になっていないか

•トラブルが起きたときの解決方法が書かれているか

•契約期間や、契約を辞めるときのルールはどうか

まとめ

今回は、ビジネスにおける契約書の基本について解説しました。 難しいと感じるかもしれませんが、契約書はあなた自身を守るための大切なツールです。

•契約書は「約束事」の証明書 口約束のトラブルを防ぎ、安心して取引するためのもの。

•覚書やNDAなど種類は様々 場面に応じて適切な書類を使い分ける。

•外注フローを理解しよう 依頼から契約締結までの流れを把握しておくことが大切。

•印紙や割印も重要な要素 税金のルールや、書類の正しさを証明する方法も知っておこう。

•サインの前に最終チェックを 不利な契約を結ばないために、内容はしっかり確認する。

契約書と上手に付き合って、ビジネスを成功に導きましょう。

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