パソコンの突然の不具合にさよなら!Windowsイベントビューア活用術

「あれ、パソコンが急に再起動した…」「なんだか最近フリーズすることが多いな…」
そんな原因不明のトラブルに、頭を悩ませた経験はありませんか。
実は、お使いのWindows PCには、そうした問題の原因を探るための強力な「カルテ」が標準で備わっています。
それが「イベントビューア」です。
この記事では、ITに詳しくない方でも分かるように、イベントビューアの基本的な使い方と、不具合解決への活用法を解説します。

目次

パソコンの「日記」?イベントビューアとは

イベントビューアは、一言でいうと「パソコンの内部で起きた出来事を記録する日記」のようなものです。
Windowsの起動や終了、ソフトウェアの動作、そしてエラーの発生まで、あらゆる情報が時系列で記録されています。
普段は目にすることはありませんが、パソコンの調子が悪いとき、この「日記」を読み解くことで、何が起きているのかを知る手がかりになります。
まるで、体の不調を訴える患者さんのカルテを読み解いて、病気の原因を探るお医者さんのようですね。

イベントビューアを覗いてみよう

まずは、その「カルテ」を開いてみましょう。難しくはありません。

  1. スタートボタンを右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「イベントビューア」をクリックします。

たったこれだけで、イベントビューアの画面が開きます。
左側のツリーから「Windows ログ」を展開し、「システム」をクリックしてみてください。中央にたくさんのログが表示されるはずです。これが、あなたのパソコンの日記です。

注目すべきは「エラー」と「重大」のサイン

日記にはたくさんの記録がありますが、私たちが特に注目すべきは、パソコンからのSOSサインである「エラー」や「重大」といったレベルのログです。
これらは、何らかの問題が発生したことを示しています。

フィルター機能を使えば、これらの重要なログだけを絞り込んで表示できます。
画面右側の操作メニューから「現在のログをフィルター」を選択し、「エラー」と「重大」にチェックを入れてみましょう。問題解決への近道です。

よくある不具合の記録(イベントID)

イベントログには、問題の種類を示す「イベントID」という番号が付けられています。ここでは、特に代表的なものをいくつかご紹介します。

イベントID 41 (Kernel-Power) – 突然の意識不明

これは、パソコンが予期せずシャットダウンしたり、再起動したりしたときに記録される、最も代表的なエラーの一つです。
人間でいえば、突然意識を失って倒れてしまうような状態です。
原因はさまざまですが、電源供給が不安定だったり、パソコン内部の重要な部品(ハードウェア)に問題があったりすることが考えられます。

イベントID 6008 (EventLog) – 最後の言葉が聞けなかった

これも予期せぬシャットダウンを示唆するログで、イベントID 41とセットで記録されることがよくあります。
パソコンが「さようなら」も言わずに、突然電源が落ちてしまった場合に残される記録です。

ディスク関連のエラー – 記憶の引き出しがガタガタ

イベントIDに「7」や「11」、「51」などが含まれ、ソースが「Disk」となっているエラーは、パソコンの記憶装置であるハードディスク(HDD)やSSDに問題がある可能性を示します。
大切な情報をしまっておく引き出しが、壊れかけているようなイメージです。
データの読み書きがうまくいっていないサインなので、早めの対処が重要です。

アプリケーションのエラー – 特定のアプリの体調不良

ソースが「Application Error」や「Application Hang」となっているログは、特定のソフトウェアが原因で問題が起きていることを示します。
パソコン全体ではなく、特定のアプリだけが体調を崩している状態です。
イベントIDは「1000」や「1002」などが代表的です。

イベントビューアで解決の糸口を見つける

では、実際に不具合が起きたとき、どのようにイベントビューアを活用すればよいのでしょうか。

  1. 不具合発生時のログを確認
    パソコンが再起動したりフリーズしたりした、おおよその時刻を覚えておき、その時間帯に記録された「エラー」や「重大」のログを探します。
  2. イベントIDとソースをメモする
    怪しいログを見つけたら、その「イベントID」と「ソース」をメモしましょう。これが原因究明のキーワードになります。
  3. キーワードで検索する
    メモした「イベントID」と「ソース」(例「イベントID 41 Kernel-Power」)をキーワードに、インターネットで検索してみます。
    同じ問題に直面した他のユーザーの解決策や、専門家による解説記事が見つかるはずです。

まとめ

今回は、Windows PCのトラブル解決に役立つ「イベントビューア」について解説しました。
一見すると難しそうですが、見るべきポイントさえ押さえれば、ITに詳しくない方でも不具合の原因を探る強力な武器になります。

  • イベントビューアは、PCの動作を記録した「カルテ」のようなもの。
  • PCの調子が悪いときは、「エラー」や「重大」レベルのログをチェックする。
  • 「イベントID 41」は、突然の再起動など、電源関連のトラブルの代表例。
  • イベントIDとソースを手がかりに検索すれば、解決策が見つかる可能性が高い。

原因不明の不具合に悩まされたときは、ぜひ一度、ご自身のPCの「カルテ」であるイベントビューアを開いてみてください。そこには、解決へのヒントが隠されているかもしれません。

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