電話回線の種類って何がある?アナログ・光回線・ISDN・ADSLの違いと仕組みをわかりやすく解説

「電話回線の種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」
「アナログ回線や光回線って、何がどう違うの?」
この記事では、そんな疑問を解決します!
各回線の仕組みや特徴を初心者にもわかりやすく解説するので、最後まで読めばあなたにぴったりの回線が必ず見つかります。

目次

まずは結論から

  • アナログ回線とは、音声をそのまま銅線で伝える昔ながらの電話回線のことです。
  • ISDN(INS)とは、銅線を使って音声をデジタル化して伝える回線で、1本で2通話できるのが特徴です。
  • ADSLとは、アナログ回線の空いている周波数を使ってインターネット接続を可能にした技術です。
  • 光回線とは、光ファイバーというガラスの線を使い、光の点滅で大容量のデータを高速で伝える最新の回線です。
  • BRI(INS64)は小規模向けのISDNで、PRI(INS1500)は光ファイバーを使った大規模向けのISDNです。

それでは、それぞれの回線の詳しい仕組みや違いについて、順番に見ていきましょう。

電話回線の種類 アナログ回線 光回線 違い 仕組み

アナログ回線とは?糸電話のようなシンプルな仕組み

アナログ回線は、私たちが昔から使っている最も基本的な電話回線です。
仕組みはとてもシンプルで、音声をそのまま電気の波(アナログ信号)に変えて、銅線(メタルケーブル)を通して相手に伝えます。
これは、糸電話の糸が銅線に変わり、声の振動が電気の振動に変わったものだとイメージするとわかりやすいでしょう。

アナログ回線の最大のメリットは、停電時でも電話局から電気が送られてくるため、電話が使えることが多い点です。
災害に強いという特徴があるため、現在でもビジネスや家庭で広く使われています。
しかし、距離が長くなると音声がかすれたり、雑音が入りやすくなったりするデメリットもあります。

デジタル回線(ISDN/INS)とは?クリアな音声が特徴

ISDN(アイエスディーエヌ)は、アナログ回線と同じ銅線を使いますが、音声を「0」と「1」のデジタルデータに変換して送る回線です。
NTTでは「INSネット」というサービス名で提供されていました。
デジタル化することで、アナログ回線のようなノイズや音質の劣化がなくなり、とてもクリアな音声で通話できるようになりました。

また、ISDNの大きな特徴は、1本の銅線で「2つの回線」を同時に使えることです。
これにより、電話で通話しながら同時にFAXを送受信したり、インターネットを使ったりすることが可能になりました。
企業などで複数の電話番号を使いたい場合に、とても重宝された技術です。

BRI(INS64)とPRI(INS1500)の違いとは?

ISDN(INS)には、利用する規模に合わせて「BRI」と「PRI」という2つの種類があります。
この2つは、同時に通話できる数や使っている線の種類が異なります。

種類 NTTのサービス名 線の種類 同時通話数 主な利用層
BRI INSネット64 銅線(メタルケーブル) 2通話 家庭、小規模オフィス
PRI INSネット1500 光ファイバー 23通話 コールセンター、大企業、病院

BRI(Basic Rate Interface)は、一般的な銅線を使った小規模向けの規格です。
1本で2通話できるため、家庭や小さなオフィスでよく使われます。

一方、PRI(Primary Rate Interface)は、大規模向けの規格です。
こちらは銅線ではなく「光ファイバー」を使っており、なんと1本で同時に23通話も可能です。
そのため、コールセンターや大きな病院、大企業など、電話がひっきりなしにかかってくる場所で導入されています。

ADSLとは?電話線を使ったインターネット技術

ADSLは、アナログ回線の銅線をそのまま使って、高速なインターネット通信を可能にした技術です。
人間の耳には聞こえない「高い周波数(高音域)」の帯域をインターネットのデータ通信に使うことで、電話とインターネットを同時に利用できるようにしました。

ADSLのメリットは、すでに家にある電話線をそのまま使えるため、大掛かりな工事が不要だったことです。
2000年代前半に爆発的に普及し、日本のインターネット環境を大きく変えました。
しかし、電話局から家までの距離が遠いほど通信速度が遅くなるという弱点があり、現在では光回線にその役割を譲っています。

光回線とは?光の速さでデータを送る最新技術

光回線は、現在主流となっているインターネットおよび電話の通信回線です。
これまでの銅線ではなく、「光ファイバー」という特殊なガラスやプラスチックの線を使います。
データを光の点滅(光信号)に変えて送るため、電磁波のノイズの影響をまったく受けません。

光回線の最大の強みは、圧倒的な通信速度と安定性です。
動画の視聴やオンライン会議、大容量データのダウンロードなど、現代のインターネット生活には欠かせない存在です。
また、「光電話」というオプションを使えば、インターネット回線を使って高音質で安い通話ができるため、アナログ回線からの乗り換えが進んでいます。

注意!アナログ回線やISDN、ADSLは終了へ向かっている

これから新しく電話回線やインターネットを契約するなら、絶対に知っておくべき重要な事実があります。
それは、アナログ回線、ISDN、ADSLなどの古い回線サービスは、設備の老朽化により終了へ向かっているということです。

  • ADSL:2024年3月末をもって、多くのサービスが完全に終了しました。
  • ISDN(INSネット):データ通信モードが2024年1月から段階的に終了しています(音声通話は引き続き利用可能)。
  • アナログ回線:2024年1月から、電話局内の設備が順次「IP網(インターネット技術を使った網)」へ切り替わっています。

現在アナログ回線を使っている人は、工事不要でそのまま使い続けることができますが、裏側の仕組みは光回線と同じIP網に変わっています。
これから新しく回線を引く場合は、速度も速く通話料も安い「光回線」を選ぶのが最も賢い選択です。

まとめ

この記事では、電話回線の種類や仕組みについて解説しました。
それぞれの回線の違いをしっかり理解して、最適な環境を整えましょう。

  • アナログ回線は銅線で音声をそのまま伝える昔ながらの回線
  • ISDNは音声をデジタル化し、1本で2通話できる回線
  • ADSLはアナログ回線の空き領域を使ったインターネット技術
  • 光回線は光ファイバーを使った高速で安定した最新の通信回線
  • 古い回線サービスは終了へ向かっており、これからの主流は光回線

もし現在、オフィスの電話回線やインターネット環境を見直そうと考えているなら、迷わず光回線への乗り換えをおすすめします。
通信速度が上がり、通話料も安くなるため、快適な環境が手に入ります。

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