「CopilotにGPT-6.1 Solが出てきたけれど、ChatGPTと何が違うの?」
「新しいモデルを選ぶと、何ができるようになるの?」
2026年10月7〜8日ごろから、日本でもCopilotのモデル一覧にGPT-6.1 Solが見えるという声が増え、話題になっています。
名前だけ見ても、使い方や違いは分かりにくいですよね。
この記事では、ChatGPTとCopilotの関係から、GPT-5.6との違い、最初に試したい使い方まで、順番に説明します。
「自分の画面には出ない」というときの確認ポイントも分かります。
※2026年10月9日時点の公式案内を基にしています。
まずは結論から
GPT-6.1 Solは、OpenAIが作ったAIモデルです。MicrosoftのCopilotでも、対象の画面や契約で選べるようになっています。
ここでいう「モデル」は、質問を読み取り、答えを組み立てる頭脳のようなものです。
- ChatGPTはOpenAIのサービス、CopilotはMicrosoftのサービスです。同じOpenAI系モデルを使えても、画面や機能、料金は共通ではありません。
- GPT-6.1 Solは、資料を整理する、文章を直す、複数の条件を考えるといった仕事で試しやすいモデルです。
- Microsoftは2026年10月6日、Copilot CoworkとCopilot Studioでの提供開始を案内しました。ChatやWordなどには段階的に展開するとしています。
- 無料の個人向けCopilotを含む全員が、今すぐGPT-6.1 Solを選べるという案内ではありません。
まずは自分のCopilotでモデル選択欄を見てください。
「GPT-6.1 Sol」があれば、小さな作業から試すのが近道です。
MicrosoftのCopilot向け発表(英語)には、提供場所と段階的な展開が書かれています。
※ MicrosoftはWindowsやMicrosoft 365、Copilotを提供する企業です。リンク先は同社の公式ブログです。
ChatGPTのGPTがCopilotでも使える仕組み
「ChatGPTがCopilotに入った」と聞くと、ChatGPTの画面をCopilotから開けるように思うかもしれません。
正確には、ChatGPTなどで使われるOpenAIのAIモデルを、MicrosoftのCopilotも採用しているという関係です。
料理にたとえるなら、モデルは調理する人の力、サービスはキッチンや使える食材に近いものです。
同じ調理の力を使っても、キッチンにある道具や渡された材料で、完成するものは変わります。
ChatGPTでは会話やファイル操作など、OpenAIが用意した機能を使います。
Copilotでは、Microsoftが用意したチャットや、対象のMicrosoft 365アプリとのつながりを使います。
会社のメールやファイルを参照できるかは、契約、権限、設定によって決まります。

つまり、「GPT-6.1 Solを使う」ことと「ChatGPTの有料機能がCopilotで全部使える」ことは別です。
どのサービスの、どの画面で作業するかを先に決めると迷いません。
サービス自体の選び方を知りたい方は、CopilotとChatGPTの違いをまとめた記事も参考にしてください。

Copilotでの提供はいつから?誰が使える?
Microsoftの発表日は2026年10月6日です。
GPT-6.1 Solは、まずCopilot CoworkとCopilot Studioで、利用量に応じた課金の形で展開が始まりました。
その後、Word、Excel、PowerPoint、Chatにも、対象契約の範囲で段階的に広がると案内されています。
日本で10月7〜8日ごろに「表示された」という話は、この段階的な展開と時期が重なります。
ただし、日本の全利用者への一斉提供日が10月7日または8日だった、とは公式資料から確認できません。
ここでいうCopilotも一種類ではありません。
個人向けのCopilot、仕事・学校のアカウントで使うCopilot、開発者向けのGitHub Copilotでは、対象プランも入口も異なります。
今回のMicrosoftの発表は、主に仕事向けCopilotの案内です。
なお、プログラムを書く人向けのGitHub Copilotでも、GPT-6.1 Solは別途提供されています。
こちらはGitHubの提供案内(英語)で対象プランが明示されています。
※ GitHubは、プログラムの保存や共同開発に使うサービスです。リンク先はGitHub Copilotの公式更新情報です。
GPT-6.1 Solで何ができる?
新しいモデルを選ぶだけで、見えていなかったボタンや契約外の機能が増えるわけではありません。
変わるのは主に、同じ作業を頼んだときの考え方や、答えのまとめ方です。
OpenAIはGPT-6.1 Solを、複雑なプログラム作業、コンピューター操作、専門的な仕事向けと説明しています。
初心者なら、まず次のような身近な作業で試せます。
長い文章から要点を整理する
会議メモを渡し、「決まったこと」「担当者」「期限が未定のこと」に分けてもらいます。
単なる短縮より、何が書かれていないかまで確認する頼み方が向いています。
条件の多い文章を下書きする
たとえば、「新入社員向け」「専門用語を避ける」「200字程度」「最後に確認事項を入れる」と条件を添えて、案内文を作ります。
完成後は、社名や日付、数字を自分で確認してください。
選択肢を比べて判断材料を出す
「A案とB案のメリット・注意点を同じ項目で比較して」と頼むと、考える材料をそろえやすくなります。
実際の契約内容や価格を知らない場合は、推測を分けて書くよう指定すると、確認しやすい表になります。
OpenAIのGPT-6.1 Solモデル説明(英語)は、モデル自体の用途を示しています。
ただし、そこに載る開発者向けの機能やAPI料金が、そのままCopilotの機能・料金になるわけではありません。
※ OpenAIはChatGPTとGPTモデルを開発する企業です。リンク先は同社の公式技術文書です。
GPT-5.6 Solとは何が違う?
「5.6で十分だったのに、6.1へ変える意味はある?」という疑問には、作業の長さで考えると答えやすくなります。
GPT-5.6 Solも、難しい質問や文章作成に対応するモデルです。
GPT-6.1 Solは、特に複数の段階を進める仕事で改善がうたわれています。
OpenAIの案内では、GPT-6.1 Solは難しい作業で上位モデルのAstraに近い性能を目指すモデルです。
一方、MicrosoftはCopilot内での「5.6と6.1の回答品質差」を、すべての用途で保証していません。
そのため、短い質問なら体感差が小さいこともあります。
| 見るポイント | GPT-5.6 Sol | GPT-6.1 Sol |
|---|---|---|
| モデルの位置づけ | GPT-5.6系の高性能モデル | GPT-6系の新しいSolモデル |
| 向く作業 | 質問、文章作成、複雑な調査や作業 | 複数段階の作業、コード、画面を使う仕事、専門的な資料整理 |
| 初心者の試し方 | 普段の短い依頼で使い慣れる | 同じ資料と依頼文で、抜け・手直しの量を比べる |
| Copilotでの利用 | 画面・契約・提供状況を確認 | 同左。段階的に展開中 |
「6.1なら必ず正しい」ではなく、同じ依頼でどちらが確認しやすい答えを出すかを比べてください。
モデルの数字だけで選ぶより、自分の作業で試す方が実用的です。
初心者におすすめの使い方と依頼文
最初は、AIに丸投げしない小さな仕事がおすすめです。
次の依頼文は、Copilotのチャット欄へ貼り付け、角括弧の中だけ自分の内容に直して使えます。
使い方1 難しい文をやさしくする
次の文章を、初めて読む人向けに言い換えてください。意味を変えず、専門用語には短い説明を付けてください。分からない部分は推測せず「確認が必要」と書いてください。
文章[ここに貼る]
先に元の文章と見比べ、意味が変わったところがないか確かめましょう。
使い方2 会議メモを行動へ変える
この会議メモから、決定事項・次にすること・担当者が未定のことを分けてください。メモにない担当者や期限は補わないでください。
メモ[ここに貼る]
仕事の情報を入力する前に、会社が許可したCopilotのアカウントか確認します。
使い方3 比較の抜けを探す
次の2案を、費用・作業時間・必要な準備・気になる点で比較してください。材料がない項目は「不明」とし、最後に確認すべき質問を3つ挙げてください。A案[内容] B案[内容]
たとえばツールの購入を決める前に使うと、営業資料で見落とした条件を見つけやすくなります。
価格や規約は、販売元の最新情報で最終確認してください。
GPT-6.1 Solが表示されないときの確認点
モデル名が見つからなくても、操作を間違えたとは限りません。
段階的な展開と、契約ごとの違いがあるためです。
- 開いているCopilotを確認する。 個人向け、仕事・学校向け、GitHub Copilotでは入口が違います。
- アカウントと契約を確認する。 職場のアカウントなら、対象ライセンスか管理者に尋ねます。
- チャット欄付近のモデル選択を開く。 「Auto」などの表示から選択肢を確認します。位置はアプリや更新状況で変わります。
- 時間をおいて再確認する。 公式案内は段階的な展開です。利用地域や組織の設定でも表示が異なります。
モデル選択欄がないときは、契約だけでなく、使っている画面がモデル選択に対応しているかも確認します。
MicrosoftのCopilot Chatの使い方(英語)には、仕事向けChatの「Auto」選択欄が説明されています。
使う前に知っておきたい注意点
AIの答えは、もっともらしくても間違うことがあります。(これをハルシネーションと言います。)
新しいモデルでも、日付、金額、製品仕様、出典は元資料で確かめてください。
また、会社の情報を使うなら、会社が許可したアカウントと運用ルールに従います。
Copilotがどの資料を読めるかは、利用者の権限と設定に左右されます。
画面でモデルを切り替えても、見られないファイルを勝手に読めるようにはなりません。
最後に、APIの料金を見て「Copilotでも1回ごとに同じ額がかかる」と考えないようにしましょう。
OpenAIのAPIとMicrosoftのCopilotは別のサービスです。
申し込みや課金の条件は、使うCopilotの契約画面で確認してください。
よくある質問
- Q. CopilotでGPT-6.1 Solを使うにはChatGPTの有料契約が必要ですか?
A. ChatGPTとCopilotは別のサービスです。必要な契約は利用するCopilotの種類と画面で決まります。Microsoftの発表は、無料の個人向けCopilot全員への提供を示していません。 - Q. GPT-6.1 Solを選べば、WordやExcelも自動で操作してくれますか?
A. その画面と契約で使える機能の範囲内で支援します。モデルを変えるだけで、未契約のアプリ機能が開くわけではありません。 - Q. GPT-5.6 Solはもう使えないのですか?
A. 利用可能なモデルはサービスと契約で変わります。今の画面の選択肢を確認してください。短い文章作成なら、5.6でも十分な場合があります。 - Q. 無料版のCopilotにもGPT-6.1 Solはありますか?
A. 2026年10月9日時点のMicrosoftの発表だけでは、個人向け無料版での提供を確認できません。画面と公式の提供案内を確認してください。
まとめ
Copilotに出てきたGPT-6.1 Solは、OpenAIが作った新しいAIモデルです。
ChatGPTというサービスそのものがCopilotへ移ったわけではありません。
- Microsoftは10月6日に仕事向けCopilotでの提供開始を発表し、ChatやWordなどへ段階的に広げています。
- 5.6との違いは、複数の条件や段階を含む作業で比べると見えやすくなります。
- 無料版を含む全員への提供や、すべての機能が使えることは確認されていません。
まずは使っているCopilotのモデル選択欄を開き、表示があれば短い文章の整理を1つ頼んでみてください。
答えを元資料と見比べるところまでが、上手な使い方です。

